メインメニュー

学校紹介

学校評価

2017年7月24日(月曜日)

第3回金曜特別講座

カテゴリー: - jouhou2 @ 15時12分54秒

7月7日に、第3回金曜特別講座が行われました。

 

1.講座タイトル
 「生誕150年に読み直す夏目漱石」


2.講師 小森 陽一 (東京大学大学院総合文化研究科・教授)


3.日時 7月7日(金) 17時30分〜19時00分


4.場所 コンピュータ教室


5.参加者 1年生34名 2年生6名 3年生5名 教職員7名


6.生徒感想


もっと勉強したいと強く思った、これが私の率直な感想である。1年の冬に「こころ」について授業で取り上げられた時に、漱石が人間の尊厳というか、人間に対して、社会に対して最も尊い深い考えをこの小説に記している、その内容に強く心を動かされた。
戦争とその社会状況ばかりが表面的に報道され、歴史として残りがちであるけれど大切な事はその状況下で暮らした人間の心そのものであると、私は漱石の小説を読んでいてよく感じる。虞美人草に「人間は人間らしく働けば それで結構だ」とあり、私はそれがとても心に引っかかる。人間が人間らしく働くことが可能な社会とはなんだろうか。混沌としていて利潤の追及ばかりが重んじられているような社会において、夏目漱石が何と言うか、とても気になる。他人の自由と、個人の自由をうまく表現するために、自分が社会に対して何を提供していくことができるのかをよく考えたい。普遍性は永久に続いていくのか、どこまで続くのかと思った。核兵器で潰される前に、ISに攻撃される前に、全ての人に自由を与えてあげたいと思う。私は自由を享受して生きたことしかないので、私が享受してきた自由が本当の自由なのかどうか、本当に疑問だった。権力や、利潤にまみれていない、汚されていない自由は、これからの社会に、どれだけ保持されることが可能なのだろうか。

 

私は今「こころ」を読んでいます。今日の講座を聞いて「こころ」のもう一つの楽しみ方を見つけました。漱石が生きた時代の出来事、そして漱石はそれとどう向き合っていた日がフィクションの中に取り込まれているということを聞き、確かにそういう表現があったなとぼんやり思い出しました。残りを読むときは時代背景を気にしながら読もうと思います。また坊っちゃんとマドンナをなぜくっつけるのかと言う問題に共感しました。

 

私は夏目漱石の小説をほとんど読んだことがありません。授業の中で夢十夜の一部分を読んで、美しい言葉の表現に魅了されたことが印象に残っています。私は俳句同好会に入っていて、漱石没後150年ということもありまして、去年に「漱石忌」と言う季語で句を作ったことがあります。「百年の蕾咲くころ漱石忌」という句です。まだまだその頃は未熟で漱石の夢十夜の一部しか読んだことなかったので句の内容が薄かったのですが、今回の講演を聞いて、漱石の戦争をテーマにした小説に、とても胸が熱くなりました。印象に残った言葉として、虞美人草の「日本と露西亜の戦争ぢやない。人種と人種の戦争だよ。」というものがあり、国を超えた人たちの儚さと戦争の悲しみというものがにじみ出ているなと思いました。「生まれしは人種の壁かな漱石忌」

h290724kintoku1.jpg h290724kintoku2.jpg

2学期以降もたくさんの参加を期待しています!


Powered by WordPress Module based on WordPress ME & WordPress

西高の活動

西高ニュース 月別過去ログ