2021年5月の記事一覧

第3回金曜特別講座「分子から生命をつくる合成生物学」(4/30)

 4月30日(金)に今年度前期第3回金曜特別講座「分子から生命をつくる合成生物学」が東京大学教養学部統合自然科学科教授の市橋伯一先生によって行われました。現在の技術でどこまで生物に近づけられるのか、とても興味深いテーマの講義ということもあり、79名の生徒が受講しました。通常の会場では入りきらず、複数会場での開催となりました。講義では、現在の生物学は生命を理解することにおいて単一起源の生物しか知らない、生き残った超エリートの生物しか知らないという状況であり、生物の本質を理解するためには別起源または原始的な生命を入手する必要があることを分かりやすい例えを交えながら説明していただきました。市橋先生は「進化するための最低限の分子システム」を自らの手で作り出す選択をし、試行錯誤しながら分子から生物しか持たない特徴をもつ無生物をつくった過程を貴重なデータや画像を用いて説明され、研究することが驚くほど楽しいことを実体験に触れながら学生たちに伝えられていました。まだまだ、研究途中の分野ですが、生物への理解に対してこのようなアプローチもあるのかと驚かされるとともに、今後の成果が楽しみな研究であると感じました。次回は5月21日「戦時下日本芸能界の朝鮮ブーム」です。戦時下の日本の文化、生活を知るよい機会です。たくさんの参加を待っています。

金特3① 金特3②