令和2年度高等学校授業改善推進事業

 

1 事業への取組
 
 今治西高等学校では、高等学校授業改善推進事業の「授業改善推進校」として新しい時代に求められる生徒の資質・能力の育成につながる指導法や課題設定、評価に関する実践研究を行っています。また、今治西高等学校でしかできない学びを、学習や特別活動などを通して行っています。

 

2 授業改善推進事業講演会

 令和2年10月1日(木)に、代々木ゼミナール教育総合研究所入試情報関西分室の山根正義先生にご来校いただき、進学指導研修会を実施しました。主な内容は、①2021年度入試の特殊事情②共通テストについて③大学入試情報と受験指導の3つで、全定合わせて58名の教員が参加しました。

  


3 授業改善推進事業公開授業(第1回)

 令和2年11月17日(火)に、授業改善推進事業公開授業(第1回)を以下のとおり実施しました。ICT機器を活用したアクティブ・ラーニング形式の授業で、それぞれ約20名の先生方が授業参観と、研究討議に参加しました。研究討議では、ICT機器の活用方法について、情報交換が行われました。


2限目 数学 主題「不定方程式を用いて避難所を設営しよう」 近本 優大 教諭

(授業者の言葉)
 ロイロノートを使用し、不定方程式の問題について合同式を用いて考える、少し難しい内容を扱った授業でした。連立方程式であるとの誤解から、解が1つしか出なかったり、戸惑ったりする所もありましたが、生徒はお互いよくコミュニケーションをとってグループ活動を行っていました。道具に振り回されないように、さらに研究し生徒の可能性を広げたいと考えています。

 


3限目 国語 主題「伊勢物語-東下り」 森川 大和 教諭

(授業者の言葉)
 生徒がよく参加し、一緒に授業を作ろうというモチベーションが高かったと感じました。予習もよくできていました。大和物語の世俗性と伊勢物語の歌徳という高尚性を取り上げたかったのですが、少し時間不足でした。妻への想いが今回の中心だったので、それができたのはよかったと思います。各班の単語レベルの妻への想いを表す言葉が、それぞれの班の言葉を並べてみることで深まって見えてきたので、ICT機器を使った効果がありました。歌の解釈は3年生でも難しいものでしたが、視覚化して手順を踏み、頑張ればできることを生徒に示せたのはよかったと思います。

 

 

4 授業改善推進事業公開授業(第2回)

 令和3年1月26日(火)に、授業改善推進事業公開授業(第2回)を実施しました。ICT機器を活用したアクティブ・ラーニング形式の授業で、それぞれ約15名の先生方が授業参観と、研究討議に参加しました。研究討議では、第1回に引き続きICT機器の活用方法について、情報交換が行われました。

 

2限目 数学 主題「相加平均と相乗平均の大小関係」 近本 優大 教諭
(授業者の言葉)
 証明を題材にした授業展開を考えて実践しました。また、相互評価を実施することも今回の研究授業では目標としました。証明に関しては、生徒の解答を用いて、注意すべき点を確認することができたと思います。教材としては、間違いに気付かせることがメインであったため、時間を多くとりたかったものの十分ではなかった点は課題です。一方、ロイロノートを用いての発表や、解答の提出はしっかりでき、他者との記述の違いを観察することで考えを深められたと思います。

 

 

3限目 国語 主題「小説『城の崎にて』」 森川 大和 教諭
(授業者の言葉)
 生徒に授業させてみるという挑戦をしました。これまで6班に分けて各班に6回授業を担当してもらいました。発表では楽しく学習させる工夫もありましたが、全体として、今日の班は自分たちの意見を提示するにとどまり、対話が基本である「授業」になっていなかったのが悔やまれるところです。本校の生徒は結論ありきで過程を大切にして思考する力が弱いので、質問を重ねてそれを埋めることが必要だと考えています。ICT機器の効果的な使い方の指導も必要であり、反省点が多く見つかったので改善しながら実践したいと思います。