「動物の視覚」講義DVD視聴会(12/28)
2020年12月28日 15時32分
12月28日(月)課外授業最終日の午後、岡山理科大学市民公開講座のDVD視聴会を開催しました。今回の内容は「動物の視覚―動物の眼は人間の眼とどうちがうのか」についてでした。3学期も月に一度程度開催する予定です。興味のある西高生は是非参加してください。以下、参加者の感想より。
・人間は他の動物よりも視覚の見えている範囲は広いと思っていましたが、鳥は紫外線など、人間に見えない波長の光が見えており、我々の想像しにくい世界を感じていることが分かって面白いと思いました。人間よりも光の見える波長の範囲が狭い動物は、その分嗅覚や聴覚などの他の感覚がすぐれていると思うので、今後、そのような関係性にも興味を持って調べていきたいと思いました。(1年男子)
・動物の眼を専門とした獣医の存在を知りませんでした。犬や猫は、白黒に見えていると思っていたので、黄色や青も見えることに驚きました。青・赤・緑の3つの錐体のうち、赤・緑のどちらかが欠けていても、2つの見え方はあまり変わらないのに、青が欠けている場合、全く違う見え方になったのが不思議でした。ほとんどの動物は大体同じ目をしているけど、少しずつ異なっていて、興味深かったです。(1年女子)
・動物の眼と人間の眼の構造があまり変わらないことに驚きました。また、目が白内障になってしまう仕組みも分かりました。目を直接手術している写真には少し驚いたけれど、2年生で生物を選択すると、豚の眼球を解剖できると聞いたので、少し楽しみでした。最も興味があったのは、動物の色の見え方です。私たちは3種類の錐体細胞を持っていて、1つでも機能しないと見える色が2色になり、2つ機能しないと1色しか見えないことが分かりました。(1年女子)
・家で犬を飼っているので、動物の視覚に興味があり参加しました。中でも、鳥は4色の色彩を持っていて、カラスの黒色も、ただの黒ではなく様々な色に見えるのではないかという説明があり、興味深く思いました。また、ペンギンやカメなどの眼には、自ら眼を守る透明の膜が発達していることを知り、動物それぞれが環境に適した目を持っているのだなと思いました。今回の講座に参加して、もっと動物について学びたいと思いました。(1年女子)