【文化芸能・俳句部】第22回俳句甲子園全国大会
2019年8月23日 16時16分
俳都松山の夏の風物詩、第22回俳句甲子園全国大会が8月17日(土)~18日(日)、大街道商店街及び松山市総合コミュニティーセンターで行われました。全国18都市25会場での地方大会優勝チームと投句審査によって選抜されたチーム、全32チームが熱戦を繰り広げました。
左の写真は16日(金)、フェアウェルパーティーで行われた抽選会の模様です。抽選の結果、今治西は予選Eブロックに決定しました。他、洛南(京都)・立教池袋A(東京)・弘前(青森)が同じブロックになりました。全国の強豪校が一堂に会した錚々たる雰囲気に緊張感が高まりました。
右の写真は17日(土)、大街道商店街での開会式の模様です。キャプテン石村(3年)を先頭に、5人の部員たちは堂々と、にこやかに行進しました。その様子を見て、胸が熱くなったのはいうまでもありません。
【予選Eブロック試合結果】
1回戦 今西2-1洛南
2回戦 今西1-2弘前
3回戦 今西2-1立教池袋A
総合成績2勝1敗、僅差でブロック2位になり、決勝リーグ戦に進出できませんでした。この1年間の部員の頑張りが走馬灯のように甦り、涙が零れそうになりました。しかし、「敗者復活戦があるから、諦めるにはまだ早い」と部員に檄を飛ばしました。すると、俳句の神様は奇跡を起こしたのです・・・。
翌18日は、松山市総合コミュニティーセンターで敗者復活戦から始まりました。敗者復活1次選抜チームの校名を記した大短冊が舞台にゆっくり降下する中、そこに今治西の名を見つけた時、思わず全員が大声を出してしまいました。私も目頭が熱くなりました。
葡萄食む青空は僕置いてゆき
審査員の舌鋒鋭い質疑に副キャプテン八木(2年)が堂々と応答する姿を見ながら、大変頼もしさを感じました。最終選抜チームになれなかった悔しさはありましたが、それとともに最後までやりきった充実感もあったのはたしかです。すると、再び俳句の神様は奇跡をもたらしてくれました・・・。
表彰式。団体戦の部で「団体奨励賞」、個人戦の部で川又(1年)の句「土臭ふ原爆ドーム夏の月」が「個人優秀賞」の栄誉に輝いたのです。思わず涙が流れました。句歴5か月ながらこのような大きな賞をいただけたことは、部にとっても言いようのない喜びでした。
「精神的に強くなろう」「みんなは1人のために。1人はみんなのために」を掲げて取り組んできた今回の大会でした。部として個人として得られたものは多く、次の大会の糧として精進していきますので、今後ともご声援をよろしくお願いします。大会当日には、部員の保護者の皆様、OB・OGの皆様のお力添えをいただきましたこと、厚くお礼申し上げます。また、わずか5人という少人数の部なので、新入部員を1人でも増やしたいと思っています。このHPを見て興味を持った人は、「新しい自分探し」と思って、気楽に俳句をやってみませんか。