第2回岡山理科大学市民公開講座DVD鑑賞会の開催(2/2)
2021年2月2日 20時19分
1月29日(金)に上記の会を開催しました。
今回の講座テーマは「身近にひそむ毒きのこ~知られざるきのこワールドへの招待~」で、慶応義塾大学生物学教室准教授の糟谷大河先生の貴重なお話を聞くことができました。1・2年生から7名が参加しました。
今年度は残り2回ほど開催する予定です。生徒の皆さんも、高校では教わらない見識を深めるために、奮って参加してみてください。
以下、当日参加した生徒の感想より。
・きのこには、毒の有無や食の可否などのイメージばかりが強かったが、落葉を分解するなど、生態系にとって大きな役割をしていることを理解できた。今回驚いたのは、おいしい毒きのこがあるということで、東北や北陸の一部では、まだ食べられているものもあるということだ。私はベニテングダケという毒きのこの存在を以前から知っていたが、まさかうまみ成分がグルタミン酸の10倍もあるとは知らなかった。他にも、発光するきのこや、傘のないきのこなど、特徴的なものがたくさん紹介され、とても面白かった。
・キノコは植物の仲間だと思っていたが、この講座を受けて、遺伝的には植物よりも動物(哺乳類)に近い、姉妹関係にあることが分かり驚いた。現存するキノコの種類は昆虫に次いで多く、約9万7000種といわれ、まだ見つかっていない種類を推定すると150万種になると知り、少し怖く思った。キノコの仲間の菌類は、もちに生えるカビなど、嫌なイメージもあるが、お酒を造るコウジ菌や、チーズに付いている青カビなど、人間にも必要なものが該当し、もっとキノコについて知りたいと思うようになった。山登りによく行くので、様々なキノコを見分けてみたい。

