広島大学WWLオンラインセミナー 11月15日

2024年11月19日 08時00分
活動の様子

11月15日(金)に広島大学オンラインセミナー『<民族>再考―現代世界を読み解きなおす窓として―』が開催され、1,2年生7人が参加しました。講師は、東京都立大学大学院人文学研究科教授 綾部真雄先生でした。

講義では、人類学の視点である「馴質異化」=見慣れたものを相対化してとらえる、「異質馴化」=異質なものを見慣れたものに置き換えることを紹介していただきました。また、<民族>を通して世界を見つめることで、時事の輪郭がよりクリアになること、民族はそこに「ある」ものではなく、様々な出会いや歴史的な経験から「なる」ものであることをお話しいただきました。

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12月20日(金)は、第2回目のオンラインフォーラムが15:30~17:00に開催されます。テーマは、『人の心の中に平和のとりでを築くために』です。UNESCOジャカルタ事務所所長 林川 真紀氏の講義と参加校生徒によるグループディスカッションが実施されます。皆さんの積極的な参加を待っています。

1年生ZEST 進路探究(クラス内発表会)

2024年11月18日 08時30分
活動の様子

11月13日(水)1年生のZESTでは進路探究(クラス内発表会)が実施されました。文理選択の時期に合わせて、夢ナビ講義動画や夢ナビライブなど、それぞれが選択した資料を活用して、関心ある学問分野について調べ、スライドにまとめて発表しました。自分の志望学部や関心ある学問分野についての情報が増えた、クラスの代表生徒の発表を聞いて、新たに関心を持った学部があった、などの感想が寄せられました。21日(木)まで、発表生徒が作成した資料を掲示しています。

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ZEST

金曜特別講座 後期・第5回

2024年11月16日 10時16分

11月15日(金)に後期第5回「高校生と大学生のための金曜特別講座」が行われました。

今回のテーマは、「身体のバネを活かすとは?-力学から考える身体運動-」 (東京大学教養学部統合自然科学科 竹下大介准教授)でした。

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1・2年52名が参加し、力学の視点から「身体のバネ」がどのように働いているのかについて、生徒は興味・関心を持って学んでいました。

次回は後期・第6回「言語と身体-コミュニケーションを支える様々な資源-」です。

今年度の金曜特別講座も残り3回になりました。積極的に参加しましょう

1・2年進路座談会(HR活動)11/15

2024年11月15日 16時00分

 ホームルーム活動の時間に、1年生と2年生文・理系に分かれて、3年生との進路座談会を行いました。

 3年生が1・2年生の文理・科目の選択や大学選び、勉強法、高校生活全般などについての質問に、自分自身の高校生活を振り返り、一つひとつ丁寧に回答してくれました。最後に「私たちも頑張りますので、一緒に頑張りましょう!」と言ってくれた3年生の姿は、眩しく輝いていました。

 座談会に参加してくれた3年生のみなさん、本当にありがとうございました!

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金曜特別講座 後期・第4回

2024年11月11日 08時30分

11月8日(金)に後期第4回「高校生と大学生のための金曜特別講座」が行われました。

今回のテーマは、「クリスマスはいつ祝う?-コーカサスからみるキリスト教文化の多様性-」 (東京大学教養学部教養学科 浜田 華練 准教授)でした。

1・2年生46名が参加し、独自の伝統が育まれてきたコーカサス地方のキリスト教の世界について、生徒は興味・関心を持って学んでいました。

 

次回は後期・第5回「身体のバネを生かすとは?-力学から考える身体運動-」です。

今年度の金曜特別講座も残り4回になりました。生徒のみなさんの積極的な参加を待っています

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第5回金曜特別講座「生き物の群れと微生物の泳ぎを物理の目線で見てみたら」

2021年5月29日 12時55分
活動の様子

5月28日(金)に今年度前期第5回金曜特別講座「生き物の群れと微生物の泳ぎを物理の目線で見てみたら」が東京大学理学部物理学科助教の西口大貴先生によって行われました。本校から38名の生徒が受講しました。

内容は、鳥や魚の群れの様子や大きさのとても小さな微生物の世界の運動を物理学によって理解しようとする西口先生の研究が紹介されました。流体力学によって目に見えないほど小さな微生物1匹の運動を理解し、それが群れを成したときに見られる普遍性を統計物理学によって理解しようとする研究でした。このような群れの普遍性を探求する分野は「アクティブマター物理学」と呼ばれ、最近ホットな研究分野となっているそうです。

高校物理からは離れた内容で、理解するのは難しいものでしたが、西口先生は身近な例や動画を多く活用され、とても分かりやすく研究内容を説明されていました。受講した生徒はとても興味深く話を聞いており、物理学の魅力に触れることができた様子でした。

西口先生によると、群れで見られる普遍性は「対称性の自発的破れ」(1961年南部陽一郎氏が発見・2008年ノーベル物理学賞受賞)によって理解ができるそうで、開発した数理モデルによって理論的に群れで見られる普遍性を作り出すことに成功されたとのこと。現在は理論的に予測できた群れの普遍性を自己駆動粒子によって制御しやすい群れを人工的に作り、予測した群れの普遍性が実際の世界で観察できるかを確認しているそうです。

将来的には、生物を「細胞の群れ」と考えて、生物を「アクティブマター物理学」によって理解しようと考えているそうです。(例えば、受精卵から始まる発生の過程を「細胞の群れ」から理解するなど)今後の研究成果がとても楽しみに感じる講座でした。

次回は6月11日「大江健三郎のデビュー作「奇妙な仕事」を読む」です。たくさんの参加を待っています。