１１月１５日（金）に広島大学オンラインセミナー『＜民族＞再考―現代世界を読み解きなおす窓として―』が開催され、１，２年生７人が参加しました。講師は、東京都立大学大学院人文学研究科教授 綾部真雄先生でした。

講義では、人類学の視点である「馴質異化」＝見慣れたものを相対化してとらえる、「異質馴化」＝異質なものを見慣れたものに置き換えることを紹介していただきました。また、＜民族＞を通して世界を見つめることで、時事の輪郭がよりクリアになること、民族はそこに「ある」ものではなく、様々な出会いや歴史的な経験から「なる」ものであることをお話しいただきました。

　

１２月２０日（金）は、第２回目のオンラインフォーラムが１５：３０～１７：００に開催されます。テーマは、『人の心の中に平和のとりでを築くために』です。UNESCOジャカルタ事務所所長　林川　真紀氏の講義と参加校生徒によるグループディスカッションが実施されます。皆さんの積極的な参加を待っています。

７月20日に日浅未来先生をお招きし、岡山大学薬学部出張講義を実施しました。講義では薬学科と創薬科学科での学びや卒業後の進路、学生生活の様子や、日浅先生の研究について伺いました。日浅先生は本校の卒業生であり、西高での学びや思い出についても話され、講義後の生徒の質問にも一つ一つ丁寧に答えてくださいました。

　

 

　受講した生徒は、「薬学科だけ考えていたけど、創薬科学科について知ることができ、興味を持った。薬は腎臓を通じて体外へ出すと知った。先生が研究されているＭAＴE型薬物排出トランスポーターの仕組みが面白かった。」「学力の面で少し薬学部を諦めかけていたので、諦めずに今夏を大切にしようと思いました。薬学科を中心に見ていましたが、創薬科学科にも興味を持ち、考えてみようと思いました。」などと感想を綴っていました。夏休みは各大学のオープンキャンパス等、進路関連のイベントが多く開催されます。自分の志望に合った学部・学科や大学等について研究する機会にしてください。