3月23日(火)課外授業の午後、上記視聴会を開催しました。同大学獣医学部助教の望月庸平先生による「犬の心臓病のはなし」という内容でした。1年生9名が参加しました。
視聴会はこれで最後になりますが、西高では様々な機会を設けて、今後も進路実現につながる企画を開催したいと考えています。様々なイベントが自粛されるコロナ禍の昨今だからこそ、貴重な機会を1回ずつ生かし、主体的に足を運べる人になってほしいと期待しています。自ら考えて動く「自走力」を体得していきましょう。
最後に、この日の感想より、いくつか抜粋しておきます。
・自分の興味のある講座に初めて参加しました。とても興味深い内容でした。獣医師になりたいという夢に向かって勉強を頑張れるきっかけになりました。全然知らない病名やその原因があり、また僧帽弁閉鎖不全症に関する詳しい情報を知ることができました。特に印象に残っていることは、心臓の音の違いやその原因となっている弁の異常の映像が非常に分かりやすかったことです。弁の異常が原因で、血液の逆流が起こり、肺のうっ血や心臓の腫れが起こるのは大変恐ろしいことですが、それと同時に、動物の命を助けていきたいという気持ちが高まりました。
・僧帽弁閉鎖不全症が犬の心臓病の多くを占め、小型犬に多く見られるというのが不思議でした。心臓の雑音も聞くことができ、雑音の大きさに驚きました。この症状のステージDになると、心臓の左心房がとても大きくなっており、その負担が想像されました。初期の症状では、咳が増え、安静時の呼吸が増えることを知ったので、もし自分の家の犬にも注意したいです。この病気に至る原因はまだわからないそうですが、生活習慣などで予防法があるのか気になりました。
・雑種犬の先天性心疾患が0.13%であるのに対し、僧帽弁閉鎖不全症は、動物病院に来院する心臓病を持った犬の7~8割と、ものすごく多いことに驚きました。小型犬種であることがなぜ原因になるのか気になりました。また、エコーやレントゲンの様子を実際に見ることができ、左心房が大きくなり、気管を圧迫している様子がとてもよく分かりました。また、生存率や余命を推測できるカプランマイヤー曲線の見方も理解できました。
進路課より
1・2年生の希望者130名が参加して、難関大合格者と語る会が行われました。今年度、難関大へ合格した卒業生の代表8名が、後輩のために自分の経験を話してくれました。8名それぞれが持ち味を発揮し、1・2年次に心掛けていたことや、志望大学選定の時期、受験勉強の方法などを紹介してくれました。参加した1・2年生たちの、難関大を目指そうというモチベーションが大きく上がったのではないかと思います。会の後も、熱心に質問をする姿があり、充実した会になりました。
活動の様子
部活動報告
保健室より
2月12日(金)6時間目に、204HRで養護教諭の岡田佳子先生と生徒たちによる「自分に合ったストレス対処方法を見つけよう!」という主題のホームルーム活動が研究授業として行われました。
「ストレスについて正しく理解した上で、自他の個性を尊重し、自分に合ったストレス対処方法を見つけよう。」という目標のもと、事前に実施したアンケート結果が発表され、勉強や進路のこと、部活動や人間関係などで皆、少なからずストレスを抱えていることをクラスで共有でき、有意義でした。
また、実際にストレス解消法で効果のあったもの、例えば「家族や友達と楽しい話をする」「勉強の合間に好きな曲を1曲選んで歌う」など、様々な方法が報告され、参考になった人も多かったと思います。
岡田先生自身がストレスを抱えて苦しんだ経験も話してくださり、あらためて「心の健康」が何にも増して大切であることを再認識できましたし、「苦しい状況になったとしても、必ず支えてくれる人はいて、時間はかかるが解決に向かっていける。」という先生の言葉は大変説得力があり、皆に勇気・元気を与えました。
204担任の吉田先生は、活動のまとめの中で、「大事に感じているからこそ、ストレスになる。」「『解決しなければ』という思考から離れることも大事。」とお話しになり、確かに!と納得させられました。
校内研究授業として、昨年末から長い時間をかけ、係の生徒たちと二人三脚で準備を重ねて来られただけあり、とても充実した時間となりました。岡田先生、ありがとうございました!
活動の様子